今回の旅のスタートは大阪淀屋橋。
京阪電車で中書島。
中書島の駅前に伏見港公園が広がっています。
公園の一番奥に伏見港が広がっています。
伏見港は宇治川から京都に繋がる高瀬川に乗り換える交通の要所でした。当時をしのぶ、30石船が陸揚げされてます。坂本竜馬も大阪から京都に上るのにこの船を良く使ったことでしょう。
伏見港から少し入ったところに京橋の船着場があります。この辺りは船宿が立ち並び当時は大いに栄えたそうです。
そんな船宿の一軒が今も現存しています。(建て直されていますが当時の形を忠実に再現していると言われています)
今も素泊まり6500円で泊まれます。
坂本竜馬もここを定宿にしていました。
寺田や事件がここで起こったという記念碑が庭に立っています。
汗まみれの体をこの井戸で流したと言われる、井戸。
寺田屋の2階から竜馬もこうして下を眺めたことでしょう。
2階には客間が6つあり、どの部屋も6畳間。この梅の間がいつも竜馬が泊まった部屋だそうで、今もこの部屋だけは一般客は泊まれないそうです。
風呂桶です。かなり小さい。寺田や事件がおきたとき、ここの女将・お登勢が入浴中でしたが、賊の気配に気が付いて裸のまま2階の竜馬に知らせ、かろうじて難を免れたと言われています。
2階に通じる裏階段。
当時の刀痕や竜馬が撃ったピストルの弾跡が・・・
この寺田屋は400円で部屋の中を見学できます。部屋は意外と小さい感じがします。
傷を負った竜馬たち逃げた通り、今は竜馬通り商店街になっています。
逃げる途中、一時的に身を隠したと言われる、油懸け地蔵。
この後竜馬は近くの川沿いの材木置き場に逃げ込むのであるが、その場所は今はもう無い。酒蔵の敷地になってしまっているようです。
伏見には酒蔵が一杯あります。
カッパッパーの酒蔵にはなんと河童が・・・
街角に酒仕込みようの水が無料で汲める場所がありました。近所の人たちがペットボトル片手に汲みに来ていました。
私も一杯頂く。癖の無い軟水のような気がします。
饅頭屋で一休み。
この日はとても暑かった。店の人がこの辺りは京都でも特に暑い所だといってました。
竜馬の駆け抜けた街を後に大阪まで戻ってきて一休みです。
帰りの空の上は真夏の入道雲が・・・
富士山の雪はすっかり消えています。
眼下には天の羽衣を乾した松の木が・・・